再生医療(PDF-FD療法)

PDF-FD

再生医療
(PDF-FD療法)

整形外科における「再生医療」とは、関節・軟骨・腱・靱帯・骨など、運動器(身体を動かすための組織)に起こった損傷や変性(老化・摩耗)を、自身の修復能力を活かしながら改善・回復させる治療法です。
当院では、再生医療の一つであるPDF-FD療法を行っています。

PDF-FD

PDF療法/PDF-FD

Plasma Derived Factor-Freezedry

PDF療法はご自身の血液を活用する治療法です。
局所患部の治療に作用し、自身の治療能力を促進して患部の痛みを緩和し、機能改善や修復などを目指す方法として注目されています。

一つの事例ですが、現在メジャーリーグで活躍されている選手や一流のアスリートのケガの治療にも取り入れられています。一部の選手は新しい療法によって手術を避けることができ業界内でも注目されました。
スポーツの世界でも既存の「保存療法」「手術療法」以外の第三の選択肢としてみこまれています。

 

「PDF療法(PDF-FD)」は血液内でもより多くの成長因子を含む血漿に着目して開発された新しい局所注射の治療法です。血漿から不純物を取り除き、さらに独自加工を施し圧縮したことで、少量しか注入できない局所患部に対しても高濃度がつ持続的に作用するように開発されました。

再生医療(PFC-FD療法)のイメージ写真

PDF-FD療法とは

“新しい治療法、PDF-FD療法“

従来、膝等の痛みを抑える治療方法には、ヒアルロン酸注射による『保存療法』か、関節を人工関節に置き換える『手術療法』の2つが主な治療方法とされておりました。その後、2022年12月に、その間に位置する新しい治療方法として、血液の自己修復機能を最大限に生かした『PDF-FD 療法(※自由診療)』が開発されたことで、現在では『PDF-FD 療法』は、患者様にとって3つ目の「新しい選択肢」として、その認識が広まりつつあります。

PDF-FD療法

PDF-FD療法

『PDF -FD療法』とは、Plasma Derived Factor-Freezedry(凍結乾燥血漿由来因子) の略称です。
具体的には、患者様ご自身の血液に含まれる血漿から成長因子を抽出し、特殊な加工を施し濃度を高めることで、より多くの成長因子の作用が期待でき、その後、当該成長因子を含んだ注射を局所(患部に)注入する治療法です。

*成長因子とは

成長因子とは、細胞の成長や増殖を促す様々なタンパク質の総称で、1万以上もの種類があると言われています。 患者様ご自身の血液から抽出した血漿にある成長因子により、炎症を抑える働きや患部の治癒を促進する働きなどが期待できます。

成長因子の働き

PDF-FD療法の効果

“成長因子3つの効果“

成長因子には、主に3つの効果があるとされております。
*ただし、効果を保証するものではありません。

成長因子の効果1
「炎症(腫れや痛み)を抑える効果」
成長因子の効果2
「傷んだ組織の修復効果」
成長因子の効果3
「軟骨を保護、悪化の予防の効果」

PDF-FD治療の 対象となる疾患

PDF-FD療法の報告例がある疾患は以下の通りです。
症状をあらかじめ医師にご相談ください。
治療は医師の診断に沿って行っております。

  • 肩腱板損傷

    肩関節唇損傷

    変形性肩関節症

    四十肩

    五十肩

    凍結肩

    肘靭帯損傷

    テニス肘

    ゴルフ肘

    腱鞘炎

    手根管症候群

    関節リウマチ

    CM関節症

    変形性股関節症

    股関節炎

  • 筋筋膜性腰痛症

    椎間関節性腰痛

    慢性腰痛

    椎間板変性

    多裂筋変性

    仙腸関節炎

    変形性膝関節症

    半月板損傷

    膝靭帯損傷

    鷲足炎

    膝蓋靭帯炎

    膝蓋腱炎(ランナー膝)

    腸脛靭帯炎(ジャンパー膝)

    アキレス腱炎

    足底腱膜炎(足底筋膜炎)

    足関節捻挫

PDF-FD療法の特徴

“予防や回復を目指す新しい治療法“

『PDF-FD療法』は回復が難しいとされているひざ・関節の症状悪化を食い止め、機能回復を目的とした治療方法です。また、予防として取り入れることで「ひざ・関節寿命」の延伸に繋がると考えられます。

PDF-FD療法の良い点
  • ●世界に一つあなただけのオーダーメイド注射
    PDF-FD療法は、自分の血液を活用した世界に一つだけのオーダーメイド注射です。
    特殊な加工を施すことで細胞が含まれておらず、血液感染症や副作用などのリスクが少ない患者様に優しい治療法です。
    ※副作用については個人差があります。
    ※赤み、痛み等の注射部位反応が起こることがあります。
  • ●お好きなタイミングで治療可能
    採血後、約2~3週間後から治療可能です。なお、血液加工後は最大6か月間保存可能なため、医師とご相談の上、治療のタイミングが自由に選べます。
  • ●入院不要(日帰りOK!)
    注射1本での治療の為、入院や手術は不要です。日帰りが可能ですので、普段のお仕事がお忙しい方にもお受けいただけます。
  • ●効果の持続期間が長い(※個人差があります)
    一般的に、PDF-FD療法の効果の持続期間は約1年〜1年半と言われています。従来の治療法であるヒアルロン酸を使った保存治療では持続時間が約1週間~2週間であることを考えると、持続期間の長さが伺えます。
  • ●アレルギー反応や感染症リスクが低い
    PDF-FDは、患者様ご自身の血液をもとに生成されます。そのため拒否反応や感染症のリスクが極めて低いとされています。アレルギー反応や感染症リスクに対する不安が少なく、安心して治療を進めることが出来ます。

予防や回復を目指す新しい治療法

治療の流れ

  1. ご来院

    ご来院の上、受付や看護師に「PDF-FD療法を受診する旨」をお申し付けください。

  2. 診察・検査・適性診断

    当院の医師による診察にて、患部の状態や、既往歴・治療歴等のお伺いした上で、PDF-FD 療法の適性を判断します。

  3. 採血

    患者様の疾患・施術内容に応じて加工に必要な血液を採血します。

  4. 血液加工

    採血後、当院と提携している加工施設にて約2~3週間の期間で、血液を加工します。

  5. 治療(注射)

    血液加工後のPDF-FDを当院の医師が患部に注射します。(※5~10分程度)
    治療(注射)後は入院の必要はなく、そのままお帰りいただけます。

注入後のご注意点

※注入当日はアルコール摂取はお控えください。

※注入当日はシャワーは問題ありませんが、入浴はお控えください。
(注入部位は翌日から浴槽につけていただいて問題ありません。)

※注入部は清潔に保つよう心掛けてください。

もっとよくわかるQ&A

Q.保険適用や医療費控除の対象になりますか?

A.現状、保険適用ではございません。
現状、保険適用ではございませんが、医療費控除の対象となります。 詳しくは、関係各所に必ずご確認ください。

Q.効果はどれくらい持続しますか?

A.およそ1年で、長い方だと2年持続する方もいます。
効果には個人差があります。

Q.何歳でも受けられますか?

A.10~90代まで実施した事例がございます。
また、重度な症状の方でも実施した事例がございますので、まずは担当医師にご相談ください。

Q.持病がある場合でも受けられますか?

A.がん治療中の方と人工関節部位はお控えください。
詳しくは担当医師にご相談ください。

費用について

PDF-FD療法は保険適応外の治療です。そのため費用は、全額自己負担となります。

費 用
90,000(税別) 
※基本プランは注射2回分の料金

一期一会

information

CONSULTATION HOUR

診療受付時間 日祝
8:45〜11:30 休診
14:45〜18:00 休診
13:45〜16:00 休診

電車:鶴ヶ峰駅から徒歩2分
バス:鶴ヶ峰駅バスターミナルから徒歩30秒
バイク・自転車:クリニック前の駐輪スペースをご利用ください
車:提携はございません。近隣のコインパーキングなどをご利用ください